春の定期演奏会

例年、4月に開催。
以前は、「スプリングコンサート」という名称で開催していましたが、団として2014年から定期演奏会を年に2回行う形に方針変更したことを受けて、春の定期演奏会
という位置付けに変わりました。
江戸フィルは江戸川区を基盤として活動しています。そのため、春の定期演奏会では江戸川区、および江戸川区音楽協議会主催の「新進音楽家コンクール」で優秀な成績を収めた方をソリストとしてお招きし、協奏曲を演奏会のプログラムに組み入れたりすることもあります。
選曲に関しては基本的に演奏委員会で候補曲を出し合って議論し、指揮者と相談した上で最終決定するという形をとっています。
なお、現在、江戸フィルには常任指揮者が空席のため、客演指揮者を招聘して定期演奏会に臨んでいます。
また、定期演奏会の前には1泊2日で千葉県に合宿に行き、そこで一気に演奏レベルを向上させると共に団員間のさらなる親睦を深め、演奏会までさらに一致団結して音楽の完成度を高めていくというのが江戸フィルのスタイルになっています。


ファミリーコンサート

例年、6月に開催。
以前は、「子どもと親のためのコンサート」という名称で親しまれてきましたが、”親子でなければコンサートに行けない”、というイメージがありました。
そのため、2014年に「ファミリーコンサート」という名称に変更し、ご家族だけではなく、お友達同士や職場やサークルの仲間といった幅広い意味でのいわゆる「ファミリー」でコンサートに足を運んで頂けるようにしました。
また、ファミリーコンサートでは毎回、テーマを設け、そのテーマに関連する音楽をお届けするといったコンセプトにしています。例えば、「オーケストラを知ろう!」、
「映画音楽を知ろう!」、「世界の音楽を知ろう!」といったようなテーマを設け、お子様から大人の皆様がどこかで耳にしたことがあるクラシック、映画音楽、あるいはアニメの曲等を選定して演奏します。
しかし、江戸フィルのファミリーコンサートは単に曲を演奏するだけではありません。
映画音楽をテーマにしたコンサートの場合は、一つのキーワードをベースに洋画と邦画との聴き比べ、といった形です。
一例を挙げると、「巨大生物の世界」では、洋画の「ジュラシックパーク」と邦画の「ゴジラ」のテーマを演奏したり、「スーパーヒーローの世界」では、邦画の「ウルトラセブン」と「スーパーマン」を並べて演奏したりします。
さらに、子供から大人まで楽しめる「指揮者に挑戦!コーナー」や「みんなで歌おう!コーナー」、あるいは「楽器体験!コーナー」等のお客様が参加できるイベントも積極的に取り入れています。
このように江戸フィルのファミリーコンサートは、一般的なファミリーコンサートとはひと味違った面白さがあり、毎年、新しいテーマを設定して多くのお客様に楽しんで頂いています。


秋の定期演奏会

例年11月に開催。
もともと定期演奏会はこの秋の年一回だけだったので、第何回という定期の回数とオケの設立からの年数が第28回までは同期していました。ところが2015年から春と秋の2回となったためその後は年に2回ずつ増えていっています。
秋定期は時期的に練習期間が5ヶ月と一番たくさん取れるため、多少難易度の高いマーラーやブルックナーなどの難曲に挑戦することもあります。また、区切り回数の記念演奏会などでは著名な指揮者の方を招聘することもありました。秋定期も春定期と同様に本番2ヶ月位前に合宿練習をおこなって演奏の完成度を上げています。江戸フィルとしての実力を十分に発揮し、確実にステップアップが期待できる演奏会になっています。